『さわやか自然百景』(さわやかしぜんひゃっけい)は、1998年4月5日よりNHKテレビで放送されている自然紀行番組である。
日本各地の動物、植物、地形などの自然と風景を15分程度にまとめた各週の番組である。過去に放送された番組が再放送されることがある[2]。オリンピックや災害報道のため休止されることがあった。札幌放送局が制作幹事となっているが、全国の放送局が取材・制作を行っており、番組送出は東京の放送センターが担当する。また、放送番組センターの配給で「にっぽんの自然」として放送することもある(民放向けに一部編集)。
日本有数の規模を誇る熊本県の荒尾干潟。およそ3000羽のシギやチドリの仲間が冬を越すために集まる渡り鳥の楽園だ。また絶滅が心配されるクロツラヘラサギも越冬する。
熊本県北部、有明海に広がる荒尾干潟。単一の干潟としては国内最大級の面積を誇る。ここは渡り鳥の楽園。毎年およそ3000羽のシギやチドリの仲間が冬を越すために集まる。また、絶滅が心配されるクロツラヘラサギやズグロカモメなども飛来する。たくさんの鳥が集まる秘密は荒尾干潟の豊かさ。砂や泥の中などにカニやヤドカリなど100種以上の生きものが生息し、鳥たちの命を支えている。渡り鳥が集う冬の荒尾干潟を見つめる。