『サイエンスZERO』(サイエンスゼロ)は、2003年4月9日から[1]NHK教育テレビジョン(NHK Eテレ)で放送されている科学教育番組。2002年3月まで放送されていた『サイエンスアイ』の後継番組にあたる。かつては国際放送(NHKワールドTV)でも2003年度から放送されていたが[1]、(2004年度には英日2か国語放送を行い[2]、後に完全に英語音声に吹き替え。テロップもすべて英語表示に再編集されていた[要出典])2011年頃に打ち切り、現在は本番組とは別にNHKワールドTVオリジナルの科学教育番組である「Science View」が放送されている(本番組と同様、映像制作会社の千代田ラフトが制作協力になっているなど一部共通点も見られる)。
最先端の科学と技術を紹介するとともに、さまざまな社会問題や身近な事柄などに関して科学の視点で切り込む。『NHKスペシャル』で科学的な内容の話題を取り上げた場合には、それに前後して同じ対象について別の視点で取り上げることもある。番組の冒頭に取り上げる話題の視点を複数示し、各々の視点から対象を捉える作業を順次行う構成を取る。研究者による解説とともに、CGを使った映像で分かりやすく解説する。
次世代型の半導体として実用化が期待される「ダイヤモンド半導体」特集。開発を前進させた7年前の意外な出会い。困難を極めた開発秘話に迫り、実用化した未来を展望する。
電気自動車や空飛ぶクルマなどの登場により、大電力の制御ができる「次世代型の半導体」の開発に注目が!“究極”の半導体として大きな期待が集まるのが「ダイヤモンド半導体」。かたい結合が特徴のダイヤモンドは、大電力に強く、理論的には従来のシリコンの半導体の5万倍の性能を実現できるという。実現には高い壁があったが、地道な努力と意外な出会いによって、開発は大きく前進。実用化に向けた開発の舞台裏と情熱に迫る。