隋が滅び、唐が誕生すると、国づくりを進めていた倭国は「遣唐使」を派遣。吉備真備らは、唐に追いつき追い越すために、知識や文化をどう吸収し、取り入れていったのか?
海の向こうの大陸で、隋が滅び、巨大国家・唐が誕生。すると、国づくりを進めていた倭国は、早速「遣唐使」を派遣する。唐に追いつけ追い越せとばかり、吉備真備ら留学生は、ありとあらゆる知識や文化を吸収。さらに、持ち帰ったものは取捨選択し、独自にアレンジも加えていった。こうして、日本の文化の礎が作られることに。実力が上の、いわゆる「格上相手」を乗り越えるためにはどうすればよいのか。遣唐使にその知恵を学ぶ。