『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組である。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。
1976年4月に放送を開始。ドキュメンタリーを中心とした特集番組として放送を開始した。第1回は「氷雪の春〜オホーツク海沿岸飛行〜」を4月8日に放送する予定だったが緊急特番「総理にきく ロッキード事件と今後の政局運営」が編成されたため、翌週の4月15日に改めて放送された。NHK内に事務局を設けており基本としてNHKの誰もが企画発案ができ、採用されると制作できる。ニュースセンター9時同様、1970年代に起きたNHKの内部改革のひとつとされる。NNNドキュメント・JNN報道特集と並んで「ドキュメンタリー御三家」の一つに数えられた。重大ニュースがあった日は19:30または20:00からNHK特集のタイトルでニュースセンター9時のキャスターが出演し、ニュースセンター9時のスタジオから放送する時もあった。「N特」時代には月曜・金曜20時からの定時放送を中心に年間100〜150作品を放送していた。
ウクライナへの軍事侵攻が始まってから1年。ロシア軍は圧倒的な軍事力を持ちながらも死傷者が20万に近づいているという見方も出ている。背景に何があるのか徹底検証する
ロシアによるウクライナ侵攻。当初、ロシア軍は、圧倒的な軍事力でウクライナに多大な犠牲や破壊をもたらしてきた。しかし、去年秋以降、東部や南部で、ウクライナ軍の反転攻勢の前に撤退が相次ぎ、死傷者は20万に近づいているという見方も出ている。なぜ、これほどの犠牲を払いながら戦うことになったのか?番組では、現地取材に加え、SNS上の動画や衛星画像など公開情報の分析、元兵士の証言などからその背景を徹底検証する